英語校正・英文校正のAIツールも飛躍的に精度を上げおり、Trinkaなどを適宜使用することで、効率的な英語の執筆やセルフチェックが可能になるでしょう。しかし、特に論文英語の場合は、内容の専門性の高さや、分野ごとの表現の慣例など、一般的な英語の文章の校正と性格を異にするポイントがいくつもあります。ですから、その論文の分野の専門知識を持ち、既存の研究について知っている、英語校正者が目を通すことが望ましいと考えられているのです。また、研究論文にはオリジナリティや新規性が求められる一方、AIが学習に用いるのは、既に世に出た文章です。同じ分野を知る校正者の場合、論文の内容の特異性や新しさを認めた上でそれを損なわない英語校正を行えるのです。